福岡のWEBデザイナーclipdesignのブログ"

[クリップデザイン]フリーWEBデザイナーmisuzuの日々メモ/福岡

彼が私に教えてくれたこと

先日、株式会社フリーメソッドの取締役を退任したことをこちらのブログでも告知させていただきましたが、その後、会社の方にもお客様より色々とお問合せやお声がけをいただいたようです。
私のわがままで、色々とご迷惑、ご心配をおかけしまして申し訳ありません。役員という形ではなくなりましたが、引き続きフリーメソッドのデザイナーとして業務は続けておりますのでよろしくお願い致します。

クリップデザインとして本格的にお仕事を再開してから、3ヶ月が経ちました。おかげ様であちらこちらからご紹介やお問合せをいただきまして、毎日忙しい日々を送っています。

お仕事が忙しいことは、とても喜ばしいことだし、感謝しています。
ただあまりスケジュールを上手に組むことが出来ず、すぐ無理をしては自分のやるべきことがおろそかになってしまうのも昔から変わらず、私の悪いくせなので、そういうところをなおさないと!と反省中。
5年前に独立した時とあまり変われていないけれど・・・唯一変わったことは、自分を見つめる時間を持つようになったことです。

3年前、「無理をしない」大切さを教えてくれた人がいました。とても大切な友人でしたが、今月亡くなりました。
その晩お通夜に行って最後のお別れをしてきました。お母様とお話をしながら、「以前、ヨガの本を送ったんです。」って言うと、彼がお母様にヨガを教えてくれたことがあった、とおっしゃってくれました。

私は今日まで毎日仕事に追われつつも彼が話していたこと、教えてくれたことを思い出しては落ち込んだり感謝したりしていましたが、きっと時間が経ったら教わったことを忘れてしまうから、少し整理も出来てきたので、きちんとここに残しておこうとおもいます。

彼との出会いは、WEBデザイナーのコミュニティーの会合の場でした。カフェでランチをしながら、デザイナー同士でお仕事のこと、WEBの話なんかをしていました。その場では彼とお話する機会はなく、ご挨拶程度だったと思います。

その後、彼からmixiで友だち申請があり、メッセージが届きました。
「仕事大変だと思うけど無理しないでくださいね。」っていうような内容だったかと思います。
わたしはありがとうございます。って返信して。
そんなたわいもない会話でした。

その後、またメッセージをいただきました。「ある本を読んだので私にも読んで欲しい」という内容でした。

その本とは、野口嘉則さん著書の「3つの真実」でした。

私が、本を読むことに目覚めたのは、今から5、6年前ぐらいだったと思います。
離婚した時、仕事に悩んだ時、すごく落ち込んだ時、それぞれの節目に、当時相談にのってくれた人たちから本を読むことを勧められ、最初は本が解決してくれるなんて思えなかったし、興味もなく、全く読んでいませんでしたが、すこしずつ本を読むようになって、今では本が大好きで時間があったら本屋にいます。

そのメッセージを頂いた時も、人から勧められる本には学びがあると思っていたので、さっそく買って読み、彼とメッセージを通して本について語り合ったのを覚えています。

どんな話をしたのか、あまり覚えていなかったのですが、今朝、その本を本棚からとりだして、お風呂に浸かりながら読み返して思い出しました。
「自分軸を持つって大切だね」とか、「ほんとの幸せ」とか。
そして「宇宙のこととかはよくわからない」って彼がいっていました。私もその時はよくわからなかったけど、この3年で本や人との出会いや、ヨガや瞑想、セラピーなどの学びを通してわかってきた気がします。

3年前読んだ時よりも、今朝読んだ時は、すんなり内容が入ってきて、いろんなことを再確認出来ました。

そんなメッセージを交わした後、彼に誘われてカフェに食事に行きました。
そこで、私は仕事の話をしたり、彼はすごく忙しく働いていた過去の話をしてくれました。その時も無理したらだめだというメッセージを私に送ってくれました。その時の私には、普通の会話としてしか受け取れなかったけれど。。

その後、またメッセージで本を勧めてくれたり、というやりとりをしつつ、ある時、とても長いメールをいただきました。

内容は、誰にも言わないで欲しい、実は白血病なんだという告白でした。

何年か前に骨髄移植を受けていて、回復を待ちながら、療養中でした。彼は自分の闘病生活を綴ったブログを教えてくれて、私はそのブログを全部読みました。とても辛い内容でした。
ブログには、手術から5年後までのカウントが大きく出ていました。5年間は再発の恐れが高いそうです。その恐れと彼はずっと戦っていたんだと思います。
彼は私に、仕事で無理して、身体の声を無視して病院にも行かなくて病気が悪くなったことを反省していることを教えてくれました。だから無理したらだめだと私に伝えてくれました。

そして、「こんな自分でも誰かのために何か出来るだろうか?」という質問が書いてあったので、私はそのメッセージに「それだけの苦しい体験をした人にしか出来ないぐらいの何かが出来るよ」という返信をしました。

彼のmixiの日記の中には、「世界平和」と書かれていました。
そんなおおきな目標を、と、誰かは笑うかもしれないけど、彼は誰かのために何かをしたいという思いが人一倍強いんだと、それを実現するのは何だろうと考えていたんだろうなと思います。

その後、検査入院で彼が入院していた時、病院に来てほしいという連絡があったのでお見舞いに行きました。
彼が話してくれたのは、病気になってから、ニュースを見るのが辛くなった、ということでした。
辛いニュースが日々報道されていますが、その痛みを自分の痛みのように苦しくなって見れなくなった。と。
私が仕事の話や、ヨガの話をすると、すごく応援してくれて、その時は中村天風さんの本を勧めてくれました。
そして、私のことを、他人とは思えない兄弟みたいな感じ、と言われたのを覚えています。
彼が病気のことを私に話してくれたことも、きっと意味があるんだろう、とその時思いました。

ある日、「彼は自分の夢を見つけた!」というメッセージをくれました。
WEBデザイナーを目指していた彼は一転、お菓子作りに目覚め、「パティシエ」になる!と決意しました。
美味しいお菓子を作って、周りの人達を幸せにするんだ!と言いました。

それからは、家で療養しつつお菓子作りの記事をブログにアップしていました。失敗した、とかうまく出来たという報告をくれるようになり、楽しそうでした。
少し美味しく出来るようになったから、と言って、私にお菓子を作って送ってくれました。
そのお返しに、私はヨガの本を送りました。いつかヨガをやってみたいから教えてほしいと言われていたからです。

その後、彼は再発したんだと思います。検査の結果があまりよくなかったという報告だけもらって、再度入院したり、安静にしていたり、で、連絡もなくなり、ブログもアップされなくなりました。
薬の副作用で、うつ状態になって人と会うのも嫌になるんだと、以前言っていたので、ふさぎこんでるんだろうな、と思いながら心配するしか出来ませんでした。

その後、メッセージを送ったり電話をしたりしてもつながらなかったので、心配になって年賀状を送りました。
するとお返事が来て、今少し具合が良くないのでまた元気になったら連絡するね。というはがきが戻って来ました。
私は安心していましたが、突然今月彼のお父さんからメールが届き、亡くなったことを知りました。

私は、彼と出会って、健康とか病気のことをより深く考えるようになりました。
彼との出会いだけではなく、ここ何年かの間にガンで亡くなった親族を見てきたりとか、自分自身の生きていくのが辛い、という経験をする中で、人間って何で生きているんだろう、とか、なんで苦しむんだろう、ということを考える時間がすごく増えました。
本を読むことで知識は増えて、人と出会うことでいろんな考え方を教わって、日々気づきを得ています。

彼が亡くなってすぐ、たまたま気になって読んだ本があります。
その本との出会いで、私は変わらなくてはいけないし、周りの人たちが変わるきっかけ作りをお手伝いしなくてはいけないし、そのための努力をしていかなきゃいけないんだと感じました。

彼のことを助けられなかったけど、彼から想いのタスキを受け取った気がしてならないので、生きているわたしは、自分が出来ることをやろうと思います。そしてそのタスキを周りの仲間に渡していきたいな。

何をすればいいかというのは、先程紹介した彼が勧めてくれた本にも書いているのでよかったら読んでみてください。
私もちゃんと実践したい。そのための実践的ワークとしてヨガや、いろんなセラピーをもっと深く学びたいと思います。

彼の言った「世界平和」を実現するのに必要なのは、自己犠牲の慈善事業とか、寄付とか、そういうことではなくて、まずは自分自身を平和にすること、自分自身が幸せになることなんだと思います。

私は現在、講師業を通して、「無理しないで、自分の身体、心の声を聞こう」というメッセージを発しています。
それは人に伝えながら、自分に言い聞かせているんだなーといつも感じています。
伝え方は難しいけど、WEBでもそれを伝えていけたらいいなと思っています。

”恐れ”ではなくて”愛”をもって生きよう。


Category: 日々のこと

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